ビックデータから人工知能・機械学習を活用し、客室料金の設定を行うレベニューマネジメントシステム『メトロエンジン』。レベニューマネジメントに必要となる業務を一括管理し、属人化しがちな料金設定を標準化できるため、効率的なホテル経営が可能となります。
今回、『メトロエンジン』を導入して1か月が経過する京王プレリアホテル札幌の支配人増田さん、レベニューマネージャーの松原さんに、導入の経緯や導入後の効果、ツールの使い勝手などについて話を伺いました。
普段はどのような業務を行っていますか。
増田さん:
支配人として経営管理や、運営全般の責任者をしており、ホテルの戦略に基づいた様々な施策を検討・実施しています。
松原さん:
レベニューマネージャーとして、客室販売価格の調整・管理を行なっています。
シーズンや周囲のイベント情報、競合ホテルの客室単価をキャッチし、先の宿泊需要を予測。日々数字と睨めっこしながら、ホテルの利益最大化に努めています。
1日のスケジュールはこのような流れです。
9:00 | 出社 |
9:00~10:00 | 販売室数調整、料金調整 |
10:00~12:00 | 予約管理業務 |
13:00 | 休憩 |
14:00~16:00 | OTA広告効果検証等 |
16:00~18:00 | 販売室数調整、料金調整 |
18:00 | 退勤 |
『メトロエンジン』導入前の課題と、導入の経緯について教えてください。
増田さん:
ホテル業界では、需要に合わせた適切な料金コントロールが収入に直結するという大きな経営課題であるのにも関わらず、高いレベルのスキルと経験を要することから、業務を担える社員が限定されてしまい、属人化しやすい業務のひとつとなっています。
当社も同様で、属人化は経営的なリスクを抱えることになるので、料金設定をDXツールによって自動化することができないかを考えており、レベニューマネジメントツールを提供している、『メトロエンジン』の導入を検討することになりました。
どのような点が導入の決め手となりましたか?
増田さん:
レベニューマネジメントを自動化するツールはいくつか検討しましたが、人工知能・機械学習によって完全自動で料金設定を行える点が1番の決め手にはなりました。
それに加えて導入にあたっての工数が少ない点、そしてメトロエンジン様のダイナミックプライシングに対する知見などから総合的に判断し、最終的に導入を決めました。
レベニューマネージャーとしては、実際の使い勝手はいかがでしょう。
松原さん:
レベニューマネジメントツールを使用する際に一番気がかりなのは、誤操作などによりこちらの意図しない料金設定となってしまうことですが、『メトロエンジン』の画面はシンプルで視認性も良く、適度にこちらの操作を確認する表示もあるので安心して使用できます。
導入後、どのような効果がありましたか?
松原さん:
人工知能・機械学習によって自分自身も気づかないような料金を提示されることがあり、まさにもう一人レベニューマネージャーが増えたような感覚です。
また、おろそかになりがちな2、3か月先の日程についても、料金変更したほうがよい日程を色分けして表示してくれるので、より機会損失の少ない料金管理ができるようになりました。
今後『メトロエンジン』をどのように使用していこうと考えていますか?
また、『メトロエンジン』の活用で達成したいことなどがあれば教えてください。
松原さん:
『メトロエンジン』を上手く活用しながらレベニューマネジメント業務を標準化していき、他のスタッフもAIによる補助を受けながらレベニューマネジメントに携わることで、将来的にはスタッフ全員が宿泊部門収入を意識しながら業務遂行できるような強い組織を作りたいと考えています。
ありがとうございました。
【京王プレリアホテル札幌様の概要】
札幌駅北口から徒歩3分にある宿泊特化型ホテル。大浴場、湯上りラウンジ、フィットネスルームなどの館内設備も充実。北海道産食材の魅力を五感で楽しめる朝食も人気。
会社HP:https://www.keioprelia.co.jp/sapporo/